独創性のある研究をすることを意識して、長年、大学での研究開発を続けてきました。特に、1995年から2000年は、吸水性ポリプロピレンの研究開発をし、塗装の難しい材料に水性塗装ができるようにする技術を得ました。「世の中の多くの接着されている材料は、本当の接着(化学結合)で、ついていない」と考え、ポリアミノ酸の分子量規制・固相重合、高分子改質、染色技術、分子間相互作用などをテーマに研究を重ね、分子レベルでの接着を試みてきました。現在の技術は、「イノベーションジャパン(国立研究開発法人科学技術振興機構主催, 文科省、経産省等共催)」に2008年から10回、毎年発表して、多くの方々からの要望に応えられるよう改良を重ねた結果です。これまでの技術では不可能であった、接着できない材料を接着させることができるようになりました。分子レベルの真の接着の実現によって、すべての材料の高強度・軽量化、低コスト化を図り、産業界に、環境保全、省資源・省エネルギーに資する新たな材料革命を起こします。

金澤 等

【プロフィール】

1981年4月 福島大学助手教育学部
1982年4月 同教授、10月 同助教授
1996年4月 同教授
2004年10月 福島大学 共生システム理工学類教授
2015年3月 同 退職
2015年4月-2018年3月 同 特任教授
2016年4月 KANAラボ(個人事業主)設立
2015年4月 山形大学有機材料システム研究科客員教授 現在に至る